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消化器内科(肝臓がん治療)

ホーム  >  診療科  >  消化器内科(肝臓がん)  >  肝臓がんの治療 肝動注化学療法

肝臓がんの治療法

現在、肝臓がんにおいては様々な治療法があります。肝臓がんのプロフェッショナルである当院では、腫瘍の局在や大きさ、数、背景肝の状況など、多くの要素が治療の効果や予後に影響を及ぼすため、以下のような方法を組み合わせて治療を行っています。

肝臓がんの治療法

  • 肝切除

    がんとその周囲の肝臓の組織を手術によって取り除く治療法

  • 経皮的治療【ラジオ波熱凝固療法(RFA)】

    高周波電流による誘電加熱を利用して腫瘍を凝固壊死させる治療法

  • エタノール注入療法(PEIT)

    超音波ガイド下に細径針を用いて腫瘍内にエタノールを注入し、アルコールの化学作用によってがんを死滅させる治療法

  • 肝動脈塞栓療法(TAE)、肝動脈化学塞栓療法(TACE)

    TAE:患部に塞栓物質だけを投与する治療法。
    TA(C)E:患部に塞栓物質と抗がん剤を混ぜたものを投与する治療法。

  • 肝動注化学療法(TAI)

    血管造影に用いた肝動脈造影後間欠的 (システムi) に、または留置された動注リザーバーカテーテルを通じて薬剤(プラチナ系、5FU系)を投与する治療法。

  • 全身化学療法

    遠隔転移を有する例や、手術、局所治療、TACEの適応のない進行例に対して、局所的な治療で効果が期待できない場合などに行われる治療法。

  • 放射線療法

    骨に転移したときなどの疼痛(とうつう)緩和や、脳への転移に対する治療、血管(門脈、静脈)に広がったがんに対する治療などを目的に行われます。近年、陽子線や重粒子線治療が注目されていますが、まだ標準治療として確立するにいたっていません。

  • 肝移植

    肝臓をすべて摘出して、ドナー(臓器提供者)からの肝臓を移植する治療法。ある一定の基準を満たす症例が適応となります。

現在当院では、リザーバー肝動注で治療効果が得られにくい巨大肝がんはシステムiで治療していますので、今後はさらなる生存率の改善が予想されます。

肝動注化学療法について

肝動注化学療法(TAI)とは、皮下に埋め込んだリザーバーと肝動脈に入れたカテーテルを通して肝動脈に直接抗がん薬を流し込み、できるだけ効率的に治療を行う方法です。肝予備能が悪くTACE不能例、高度の門脈腫瘍栓を伴う例などに行います。
当院では、肝動脈造影後間欠的 (システムi) に、または留置された動注リザーバーカテーテルを通じて薬剤(プラチナ系、5FU系)を直接投与しています。がんが体の一部分に発生している場合、がんは動脈から栄養されているので、静脈から全身に抗がん剤を投与するのに比べ、何倍もの濃い抗がん剤が作用することになります。また、肝動脈に直接抗がん剤を流し込むことで、全身に流れる抗がん剤の量が少なくなるため、副作用も少なくなることが期待できます。
抗がん薬治療のポイントは“いかに治療効果を高め、副作用を抑えるか”にあります。肝臓は血管の集合体のような臓器で、そこにできたがんは血流が豊富です。そこで、がんにつながる肝動脈を狙って抗がん薬を入れることで、豊富な血流に乗って抗がん薬が流れ込み、効率的な治療を行うことができます。ちなみに、肝臓に入った抗がん薬はその後全身に回りますが、全身化学療法に比べ他の臓器に及ぼす影響が少なく、副作用をある程度抑えることも可能といわれています。
このように、肝臓の動脈(肝動脈)に直接抗がん剤を投与する治療法が「動注化学療法」と呼ばれるものです。

治療の特徴

  • カテーテルで肝動脈に抗がん薬を直接注入する
  • 抗がん薬の副作用は全身化学療法より抑えられる
  • 進行がんや門脈腫瘍(しゅよう)栓のあるがんにも有効
  • 術後生存率は肝切除とほぼ同等

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